よくある質問にも書きましたが、回数については、人により違います。
一度話して、すっきりしたり、問題への見方が変わるような問題もありますし、
3~10回のカウンセリングセッションで、解決したり、状態がよくなる人もいます。
「私の問題は、これです」と特定できない場合があります。
例えばですが、同時に4つの問題(テーマ)を抱えている方もいます。
1、(自分について)自分に自信がない、昔からずっとそうだった。過去のトラウマや、
ある問題を抱えている。
2、(仕事について)今の仕事も続けるかどうか迷っている。
3、(親との関係)親の育て方でこうなったと思っている。恨みがある。
4、(恋愛について)恋愛も全然していなくて、そのことで悩んでいる。
など、本人も何が問題なのかわからない。どこから話していいかもわからない。
このように、問題(テーマ)が複数ある場合は、
まずは「問題はこれとこれです。」と特定できるように、
話を整理したり、本人がわかるようにカウンセリングをしていきます。
そして、「まずは、この問題と向き合います」と、どの問題(テーマ)から、
向き合っていくか、ご一緒に話をしていきます。
問題の根っこは一つの場合もあれば、自分について、親との関係について、
仕事について、恋愛についてと、それぞれの分野ごとに問題が違っている場合もあります。
分野ごとに、脚本(無意識的に自分で描いたシナリオ)があります。
思い込みを変えたり、過去の記憶を修正するセラピーに入る前に、
問題が特定できない場合は、長く話を聞く必要性がある場合があります。
一回のセッションで、複数の問題を扱うのは無理です。
一つの問題(テーマ)に対して、3,4回の回数が必要とお考えください。
また、深い問題を抱えていなくても、なんとなく心に感じているもやもや感をすっきりさせたい、
違和感を解消したい、など、考えを整理したり、
心のひっかかりをとるのにもカウンセリングは有効です。