統合失調症(とうごうしっちょうしょう)とは、思考、知覚、感情、言語、自己の感覚、および行動における他者との歪みによって特徴付けられる症状を持つ精神障害の一つ。

稀に幻聴や異常行動などを伴うが、ほとんどが生活上のストレスが原因である。
日本では2002年(平成14年)まで、精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた。

統合失調症は、精神病理学あるいは臨床単位上の精神障害の診断・統計カテゴリーの一つである。

この疾患群は、自閉症状と連合障害(認知障害)を基礎疾患とする複数の脳代謝疾患群と考えられている。

各症状が同根の神経生物学的基礎を有するか否かは、現在のところ不明である。
発症のメカニズムや根本的な原因は解明されておらず、また、単一の疾患ではない可能性が指摘されており、症候群である可能性がある。様々な仮説が提唱されているものの、未だに決定的な定説の確立を見ない。

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